とびひについて

<とびひについて>  2005.8

 『とびひ』とは正式には『伝染性膿痂疹』という、夏場に多い皮膚の感染症のことです。水疱ができたりしますし、またその内容液によって他の場所に感染したり、他の人に感染したりします。このように膿痂疹が飛び火していくために『とびひ』と呼ばれているのです。

(原因は?) 多くは、ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などの感染によって起こりますが、健康な皮膚は角質、表皮といったバリアーで守られているため簡単にはとびひになりません。もともと乾燥肌やアトピー性皮膚炎の子供さんの皮膚は前述のバリアー機能が壊れているため、とびひになりやすいと考えられます。また正常な皮膚でも、擦り傷や虫刺され、あせもや湿疹を掻く事による掻き傷でバリアーが破壊され細菌感染を引き起こすことでとびひになります。

(治療は?) 抗生物質のはいった軟膏(塗り薬)と抗生物質の内服(飲み薬)で治療します。効果があれば、4日~7日程度で治癒しますが、掻いたりすることで簡単に再燃します。

(日常生活は?) 保育園や幼稚園によっては出席停止になる場合もあります。プールのみ禁止のところもあります。お風呂は、汗や汚れ、細菌を洗い流すために必要ですが、シャワー程度にするのが良いでしょう。とびひの部分はタオルでこすったりせず、よく泡立てた石鹸でやさしく洗って下さい。できるだけ乾燥させた方が良いので、ガーゼやバンドエイドで覆うことはどうしても必要な場合以外はさけましょう。基本的には他の子供さんにうつるものであることを認識して日常生活を送って下さい。

(予防法は?) もともと皮膚の疾患やトラブルがある子供さんは日頃よりスキンケアーを充分しておいて下さい。また、虫刺されや擦り傷は早めに手当てしておきましょう。あせもができないように注意したり、つめを切って手を清潔にしておくことも重要です。とびひは免疫ができる病気ではなく何度でもかかります。夏場は予防することを先ず第一に考えて下さい。
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